うつログ

うつになって1年 備忘ログ

障害を受け容れる

子どもの障害が分かってから

ずっと心の中でモヤモヤしていた思い

 

はっきりと言葉にするのが良いのか悪いのかわからないけれど

自分にとっては言葉にするのが落ち着くための近道のような気がする

 

「障害」「受け容れる」でググってたどり着いた論文が

今のところ一番しっくりきている

www.dinf.ne.jp

 

「障害児の誕生が理想の子の死である」という仮説

人が一人死んだ時のショックの大きさと喪失感を考えると

この一年自分に起きているいろいろにも納得できる

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過去の愛着の対象(理想の子ども)の喪が完成して

はじめて現実の子(障害を持つわが子)との関係が形成される

 

障害児の親の1/4が段階説のような一過性の悲哀の時期を経験したが

残りの親は落胆と回復の過程の繰り返し

つまり慢性的悲哀を経験したと報告

 

病理型の精神遅滞の場合

染色体検査やその他諸検査によって

早期に診断が確定できる

一方、自閉症精神遅滞の多くは自閉症状や知的な遅れの程度が

ある年齢になるまで確定しにくい

このように診断を確定する困難度の違いは

親が障害について知る時期に影響を与える

 

自閉症精神遅滞の一部は外見には異常が認められず

発達の経過から障害が理解される場合が多い

そのため障害を認識するためには子どもの発達に関する知識がある程度必要となる

一般的に親は発達に関する知識が少ないため

親にとって状態像を客観的に理解し障害を認めることは容易ではない

診断の確定が困難で状態が理解しにくい疾患の場合

わが子の状態が一時的なものではなく将来にも及ぶことを認めるために

親は子どもの発達がいつか正常に追いつくのではないか

あるいは自閉が「治る」のではないかという期待を捨てることが必要となる

それまでは、親は否定と肯定の入り交じった感情の繰り返しを経験せざるをえない

これは、いわば親にとって慢性的なジレンマの状態といえる

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